昨年から埼玉県では、原材料高に伴う円滑な価格転嫁を促進させるために、県内企業向け各種施策を実施しているのをご存知でしょうか
今日は、埼玉県の価格転嫁促進に向けた企業支援の内容をご紹介しようと思います
この記事を読めば、なかなか価格転嫁が進まない突破口になるかもしれません
“知らないでは、勿体無い”
積極的に情報を主体的に取り、使える行政サービスは全部使い倒していきましょう
埼玉県の各種施策
価格転嫁サポーター制度の創設(全国初)
パートナーシップ登録宣言のサポート支援
価格転嫁相談窓口の設置と価格交渉に役立つ伴走型支援
企業向け研修会開催(アーカイブ動画・研修資料公開)
価格交渉支援ツールの提供
収支計画シミュレーターツールの提供
価格転嫁は企業にとって、売上に直結する”生命線”
こうして見ると、県も各種施策を実施していてその本気さを感じます
「パートナーシップ登録宣言」各種メリット
企業イメージの向上
ロゴマークの使用
ポータルサイトに企業名公表
宣言企業への優遇措置
中小企業診断士による価格転嫁の伴走型支援
補助金審査等での加点優遇
価格交渉に役立つ各種支援ツール(無料)
中でも、お役立ちツールを2つご紹介します
価格交渉支援ツール
下記13業種について、近年の原材料品目(1,420品目)がどれだけ値上がりしたかグラフで可視化されたツール
【業種】建設業、食品加工業、繊維業、印刷同関連業、プラスチック製品製造業、金属製品製造業、生産用機械器具製造業、輸送用機械器具製造業、道路貨物運送業、繊維衣服等卸売業、飲料品卸売業、建築材料等卸売業、機械器具卸売業
収支計画シミュレーター
価格転嫁への取り組みが、今後の自社にとっての収益にどの程度影響を与えるのかを理解し、経営に生かすことができるよう、物価高騰に見合った適切な価格転嫁の程度を分析できるツール
向こう5年間の収支計画に対応
事業の持続可能性を検討する契機に
まとめ
売上 = 単価 × 個数
とすれば、
インフレ→値上げ→ 正常な売上と利益拡大→ 従業員の給料アップ
以上のような経済の好循環が生まれればいいですね
なかなか価格転嫁や交渉が進んでいない企業の方がおられたら、県が無料で提供している各種施策にも目を通して見るのも一計です
この際、使えるものは使い倒していきましょう